太陽光発電にはメリットばかりでなくデメリットもあります

知っておきたい太陽光発電の基本情報

太陽光発電のデメリットの1つに、太陽が出ていないと発電できないという自然エネルギー利用ならではの問題があります。
もっとも、太陽が照っていれば良いかというと、そうではありません。
モジュールと呼ばれるガラス面に太陽を集めて発電しますが、それだけでは家庭やオフィスでは使えないのです。
太陽光で発電した電力を利用するには、パワーコンディショナーと呼ばれる機器で直流電流を交流電流に変える必要があります。

そのパワーコンディショナーは高温に弱く、25度を超えると変換効率が低下する機器が多いのです。
そのため、猛暑日が続く夏は効率が悪くなり、太陽が降り注ぐ南国地方ばかりが太陽光発電に適しているわけではないのです。
反対に、涼しい地域のほうが夏場の太陽光発電には向いています。

また、太陽が出ていないと全く発電できないわけではなく、曇りの日でも発電はできます。
発電が難しいのは、雨が降っている時や雪が激しく降る日、太陽が出ていない夜間です。
例えば、雪国では冬場は発電量があまり期待できないものの、夏場は気候がちょうどよく発電量が増やせます。
一方、暑い地域での夏場はやや効率が落ちるものの、穏やかな冬の晴れ間にはしっかり発電できます。
年間を通してみれば、日本のどの地域でも導入のメリットはあるのです。
一時的に太陽が照り付ける度合いが高いより、1日を通じて穏やかに日が降り注ぎ日照時間が長いほうが、太陽光発電には有利といえます。

2つめのデメリットとしては、せっかく発電した電力が貯えられない点です。
昼間にたくさん発電して夜に使うということが、原則としてはできません。
ただし、多少お値段は張りますが、蓄電池を導入すればこの問題も解決できます。
また余剰電力を電力会社に売電できるため、昼間に電気を作って売り、その収入で夜間の電力を電力会社から買うと考えれば、トータルで見てお得です。
余剰電力が大きければ、電気を買う費用より収入が大きく上回るケースもあるのです。

3つめのデメリットとしては、導入コストが高いことです。
電力会社の電力を利用する場合、基本的に初期費用はかかりません。
毎月の低額の基本料と利用した分だけの使用料金を払えばいいだけです。
ですが太陽光発電では、システムの購入費用や工事費用がかかり、規模によっては数百万円にも上ります。
ただし、補助金が利用できればコスト負担の軽減は可能です。
また売電収入を得られるようになったことで、以前にも増して投入したコストの回収期間は短くなっています。

このように、太陽光発電には自然に優しくエコであることや、災害時にも強く、中には土地や屋根が無くても始められるビッグソーラーという一般の人でも発電が出来る取り組みもあるなど、様々なメリットがありますが、メリットばかりではなく、デメリットも存在することを知っておいたほうが良いでしょう。

©2014 太陽光発電の知っておきたいメリット・デメリット